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阿部技術士・労働安全コンサルタント事務所は、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。

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消費生活問題メモ14Consumer information

15)LED照明事故300件超/10年間・消費者庁注意喚起

 図1は、2018年度までの約10年間に消費者庁の事故情報データバンクに寄せられたLED照明に関する事故の年度推移を示したものです。
 発煙や火災などの消費者庁は、2019年3月27日のニュースリリースで、LED照明器具の適正使用を呼びかけました。
 
LED照明は正しく使いましょう −本来使用してはならない照明器具に使うと発煙、発火などの原因に!
 以下は、ニュースリリースからの引用(赤字、緑字は筆者強調)です。
 
LED(light emitting diode:発光ダイオード)照明は省エネで寿命が長いことから、蛍光灯等の従来の照明から切り替わる形で近年広く普及しています。従来の照明をLED照明に替えるに当たっては、照明器具そのものを取り替える、ランプのみLEDランプに交換するなど、複数の選択肢があります。照明器具によっては、自分で交換できるものだけでなく、取替えに工事が必要な場合もあります。 そうした中、LEDランプを本来使用してはならない従来の照明器具に取り付けて、発煙するなどの事故情報が消費者庁に寄せられています
 LEDランプは、見た目の形状や端子の口金が従来の照明ランプと同じでも、内部の設計は異なるため、従来の照明器具とLEDランプの組合せによっては、発煙や焦げ等の事故につながるおそれがあります。
 また、長期に使用している従来の照明器具は経年劣化しているおそれもあり、そのまま使い続けると、故障や不具合が起こりやすくなります。ランプのみ寿命が長いLEDランプに交換しても、使い続けられないおそれがあります。
 従来の照明を新しくLED照明に替える場合は、LED照明の注意点を理解し、正しく安全に使いましょう。また、照明器具は経年劣化することもあることから定期的に点検を行うことが大切です。
 特に以下の点について確認しておきましょう。
(1)従来の照明器具を替えずにLEDランプに切り替えるときは、その照明器具に使用可能かどうか、LEDランプの注意表示等で確認しましょう。
(2)照明器具は経年劣化が事故の原因になることがありますので、定期的に点検しましょう。一般的に照明器具は10年を過ぎると故障しやすくなると言われています。照明器具のラベルで製造年が確認できます。また、使用しているランプや照明器具がリコール対象品でないか確認しましょう。


図1.LED照明事故年度別の推移&種類別の内訳(出典:消費者庁ホームページ/ニュースリリース )


 
当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。
                                                (2019.6.21)
                                          消費生活問題トップへ戻る     

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