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阿部技術士・労働安全コンサルタント事務所は、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。

TEL. 088-694-3482

〒771-1330 徳島県板野郡上板町西分字橋北16番地2

よろず見聞録33Experience & knowledge

33-3)石見銀山資料館(大森代官所跡)

 大森代官所跡地に石見銀山資料館があります。入館のしおりによると石見銀山資料館は、1902年に建てられた邇摩郡役所をそのままに1976年8月に開館したとあります。石見銀山に伝わる歴史資料、鉱山資料、鉱物標本など,約300点が展示、公開されています。
 麁絵図(そえず)とは村の概況を平面図にしたもので、1841年に作成された写真1下段の大森陣屋麁絵図によると、銀山川を挟んで北側が本陣屋、南側が南陣屋となっていました。現存する表門と門長屋は1815年に建てられたものです。また、これらの大森陣屋の遺構は1969年に国の史跡に指定されました。
写真1.
上段
大森代官所跡地
表門
(2018年11月7日撮影)下段
大森陣屋
(パンフレット記載の麁絵図より引用)
(2018年11月7日)

写真2.
上段
大森代官所跡地前広場の黄葉
下段
大森銀山資料館資料
探鉱から精錬までの工程
(2018年11月7日撮影)

 当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。(2018.11.7)
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33-2)石見銀山・龍源寺間歩

 2018年11月7日、「石見銀山遺跡とその文化的景観」世界遺産登録(2007年7月)された石見銀山(写真1)を訪れました。 当日は効率的に回るため「石見銀山ガイドの会」のワンコインガイド(片道、15名一組)に参加しました。銀山公園の俯瞰模型によると、銀山地区は柵で囲まれ、出入り口には番所が置かれ、出入りが厳重に管理されていたようです。柵外につくられたのが大森地区の町並みで、江戸時代は、ここに代官所を設けていました。写真2.上段は今回訪れた「龍源寺間歩」(パンフレット一部引用)を示しています。間歩とは坑道のことで、現在までの調査で600を超える間歩が確認されています。「龍源寺間歩」は全長600mに及び、現在は、1988年に入り口から157mの地点から設けられた新しい坑道が見学通路として使用されています。
 江戸時代に書かれた「石見銀山旧記」には、1309年に周防の大内弘幸が北辰星の託宣で仙山に銀の出ることを知ったと記載されており、この頃から露天掘りがなされていたと考えられています。
 石見銀山世界遺産センターの略年表には、1526年、海上から山が光るのを見た博多の商人、神屋寿禎が本格的な銀の採掘を始めたと記載されていました。しかし、本当に山が光ったのでしょうか。ガイドは手持ちの銀鉱石を示しましたが、どちらかと言えば黒灰色で輝きはありません。当時、中国から渡来した新しい技術や知識に触れることが多かった僧侶などの知識層の誰かが銀の採掘を始めたとする説もあるようです。また、間歩周辺に見られるヘビノネゴザというシダは貴金属を好む性質をもち、当時の金銀鉱山発見の手がかりになっていたと伝えられています。
 1533年、神谷寿貞は灰吹法による銀の精錬を採用しその技術を確立しました。
写真2.下段は探鉱からは灰吹法による精錬までの流れを示したものですが、銀精錬の過程で発生する酸化鉛の粉塵と劣悪な環境により働く鉱夫たちは短命だったようです。原因は急性または慢性の鉛中毒によるものと考えられています。大森地区には多くの寺院が建てられています。これらの寺院は亡くなった鉱夫たちの慰霊を目的としたもので、ガイドの話によると約80の各宗派の寺院が存在(聞き違いでなければ現在も16か寺、存在)していたとのことでした。JR西日本のホームページには「近年の寺跡調査の結果、文献上に登場するものを加えると139カ寺にも及ぶことが確認された」と記載されています。
 パンフレットには、石見銀山は、1923年の休山まで約400年にわたって採掘された世界有数の鉱山遺跡と紹介されています。石見銀山の最盛期は安土桃山時代から江戸初期にかけてで、年間3万トンを産出していました。パンフレットには「横幅2尺、高さ4尺を1日5交替で、10日間で10尺掘ったと伝えられている」旨、記載されており、間歩の様子を目の当たりにして鉱夫たちの労働の過酷さが窺われます。
 上述のとおり、江戸幕府は石見銀山に代官所を置き、天領として管理しました。Wikipediaほか資料によると、最盛期の人口は20万人とも、3万人(佐渡金山と同じくらい、ガイドは2万人と説明)とも言われていますが、当時の日本の人口(複数の研究者による範囲1200万〜2200万人)からみて、銀山の繁栄ぶりは想像できます。また、国際通貨として流通した石見銀により日本は世界中からさまざまな文物を手に入れることができたようですが、これには、ポルトガルによる中継貿易(中国で生糸や陶磁器などを仕入れ、日本で銀に換える)が大きく寄与しています。
写真1.
上段
龍源寺間歩
(入場パンフレットと
 写真を合成)
下段
石見銀山遺跡案内図
(2018年11月7日撮影)
写真2.
上段
龍源寺間歩平面図
(入場パンフレットより 一部引用)
下段
探鉱から灰吹法による精錬までの流れ
(2018年11月7日撮影)

 
当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。(2018.11.7)
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33-1)安来市・足立美術館(三瓶温泉 さひめ野泊)

 足立美術館は、1970年に地元の実業家足立全康によって創設されました。そして、創設以来の基本方針が「名園と横山大観コレクション」すなわち日本庭園と日本画の調和であると当館のホームページは紹介しています。日本庭園は約5万坪、館内には横山大観、川合玉堂、上村松園など、近代日本画壇の巨匠たちの作品約5000点を所蔵しています。庭園の四季に合わせて年4回、展示替えを行い、特別展を開催しています。当日は、横山大観の生誕150年を記念して秋季特別展「横山大観VS日本画の巨匠たち」の開催期間中でした。
 横山大観は線描を抑えた独特の没線描法を確立した近代日本画壇の巨匠です。没線描法は、伝統的な線描を用いずに彩描を絵具をつけない空刷毛を用いてぼかすことによって、空気や光線などを表わそうとしたもので、岡倉天心の指導による、日本画の新しい表現の試みでありましたが、当時は悪意をもって朦朧体と評されていたようです。しかし、浪漫主義的風潮を背景に西洋絵画の造形と正面から向き合い、近代日本画に革新をもたらした点においてその影響は大きかったといえます。 ここ足立美術館には、横山大観の作品約120点が所蔵されています。


写真1.
足立美術館
(2018年11月6日撮影)

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33)安来市・足立美術館/大田市・三瓶山/大田市・石見銀山

 2018年11月6日、9時過ぎに自宅を出発、途中、休憩と昼食を挟み、最初の目的地足立美術館には13時30分頃に着きました。今回は山陰、一泊二日の旅です。旅のコースは次のとおり。
 11月6日
 ・徳島(上板)⇒高松自動車道⇒瀬戸中央自動車道⇒山陽自動車道⇒岡山自動車道⇒中国自動車道⇒米子自動車道
        ⇒米子バイパス⇒安来道路⇒県道(334号・45号)⇒足立美術館(約274km)
 ・足立美術館(安来市古川町320)
 ・足立美術館 ⇒県道(45号・80号)⇒荒島山陰道⇒松江道路⇒山陰自動車道
        ⇒県道(336号・38号・40号・30号)⇒三瓶温泉・四季の宿さひめ野(約96km)
 11月7日
 ・三瓶温泉・四季の宿さひめ野⇒大田市三瓶町志学2078-2/石見銀山世界遺産センター
 ・石見銀山(銀山地区、大森の町並み)
 ・石見銀山 ⇒石見銀山街道⇒県道(186号・375号・166号・55号)⇒歴史街道54⇒国道183号
       ⇒県道434号⇒三次市/三次東IC・尾道自動車道⇒山陽自動車道⇒瀬戸中央自動車道
       ⇒高松自動車道⇒県道(102号・234号)(約304km)
図1.
徳島⇒香川⇒岡山
⇒鳥取⇒島根⇒広島
⇒岡山⇒香川⇒徳島
旅のコース
(出所:NEXCO西日本 道路地図に赤丸他追記)

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