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阿部技術士・労働安全コンサルタント事務所は、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。

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安全情報メモ17Safety information

17)不安全行動と不安全状態

 厚生労働省では労働災害防止対策の確立に向けた取り組みの一つとして災害発生要因を詳細かつ多角的に検討する作業を行っています。その作業については厚生労働省のホームページで次のように紹介されています。

 厚生労働省では、安全衛生行政を効果的に推進するため、かねてから労働災害についての分析、検討を行い、これらの原因要素、相互関係等を統計的に明らかにし、労働災害防止対策の確立に資しているところである。
 その一環として、災害発生要因を詳細かつ多角的に検討するため、製造業は昭和44年から、建設業は昭和45年から、陸上貨物運送業、港湾荷役業及び林業については昭和46年から、発生した災害の労働者死傷病報告を3年サイクルで一定の方法により分析検討を行っている。
 今回は平成19年中に発生した製造業の休業4日以上の死傷者全般について平均1/3.0の抽出率で抽出し、その災害について、災害原因を中心に分析・集計を実施した。その結果は、それぞれ第1表〜第30表のとおりである。
 それぞれの分析結果については、抽出調査数に対し、抽出率に応じて母資料に復元した数値であるので、主として数値の分布状態をみるなど大数観察に重点をおいていただきたい。

 ここでは公表されている平成19年の製造業のデータの内、不安全行動と不安全状態による休業4日以上の死傷災害について紹介します。

 平成19年の休業4日以上の死傷者数は36,087人です。
 分析結果によれば不安全行動のないもの(1,119人)、不安全行動の分類不能(156人)
         不安全状態のないもの(3,222人)、不安全状態の分類不能(129人)となっており、
何らかの不安全行動、不安全状態が原因となった死傷災害の割合はそれぞれ96.5%と90.7%になっています。
主な原因(詳細)は次のとおりです。
●不安全行動の詳細
  @誤った動作(11,823人)
  Aその他危険場所への接近(8,685人)
  Bその他不安全な行為(5,106人)
  C運転中の機械、装置等の掃除、注油、修理、点検など(4,521人)
  D保護具、服装の欠陥(1,071人)
●不安全状態の詳細
  @作業方法の欠陥(12,618人)
  A物の置き方、作業場所の欠陥(8,124人)
  B防護・安全装置の欠陥(7,020人)
  C物自体の欠陥(1,296人)
  D保護具、服装等の欠陥(1,233人)

 原因の詳細をみるとNTSBの4M((Man,Machine,Media,Management)(安全情報メモ12)の何れかに該当しています。この4Mの手法を取り入れたときの労働災害発生のフローは図1のようになります。この図は「これからの安全管理」に記載されている「労働災害発生のシーケンス」に当事務所で品質異常発生を重ねたものです。

 当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。  (2013.5.29)


図1.労災(品質異常)発生の流れ
(出典:「これからの安全管理(大関親);労働災害発生のシーケンス」.なお、出典のシーケンスに当事務所で品質異常発生の追記と色付けをしています)

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