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阿部技術士・労働安全コンサルタント事務所は、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。

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安全情報メモ76Safety information

76-1)リスクアセスメント(新名神高速道路有馬川橋橋桁落下事故)

 4月22日16時30分頃、国道176号、有馬川及び旧176号を横過する有馬川橋橋桁の降下作業準備中に、何らかの原因により上り線橋桁(約120m、約1,350t)が、国道176号上に落下し、作業員10名が死傷(死亡者2名、負傷者8名)しました。

 さらに、5月19日9時55分頃、架設中の余野川橋の下り線において、橋桁を架設する際に設置している仮受設備(ベント約21t)が、何らかの理由により桁下を通過する箕面有料道路上に転倒するという事故が発生しました。

 後者は第三者の被害はありませんでしたが、国土交通省は工事を発注した西日本高速道路に対し、原因究明と再発防止策を早急にまとめ、報告するよう指示しました。

 西日本高速道路は技術検討委員会を設置し、原因の究明と再発防止対策を検討していましたが、6月19日「有馬川橋橋桁落下事故に関する技術検討委員会」(第3回)において(中間とりまとめ)がなされました。そして、6月24日に開催された国土交通省の社会資本整備審議会 道路分科会第5回道路技術小委員会において報告しました。(配付資料5「新名神高速道路有馬川橋橋桁落下事故・余野川橋ベント転倒事故について」( http://www.mlit.go.jp/common/001136056.pdf))。

 発生原因は 要約すると、「ベント基礎部に不等沈下が生じ、 ベント支柱の傾斜が進行したことにより、橋桁が仮受ジャッキ側に押される水平力が生じていた。しかし、橋桁は仮受ジャッキ2基と仮支承2基のみで支持されていたため、安定性が損なわれ、橋桁が逸脱し、反力バランスが崩れ、橋桁全体が搖動し落下した。」とされています。

図1.事故状況
  イメージ

(出典:国土交通省社会資本整備審議会 道路分科会第5回道路技術小委員会配付資料5「新名神高速道路有馬川橋橋桁落下事故・余野川橋ベント転倒事故について」)


 発生メカニズムの詳細は資料(5http://www.mlit.go.jp/common/001136056.pdf)及び社会資本整備審議会 道路分科会 第5回道路技術小委員会 平成28年6月24日(http://www.mlit.go.jp/common/001145738.pdf)でご確認ください。
 
 当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。  
(2016.9.28)
                                           安全情報メモ一覧へ戻る

76)リスクアセスメント(特急あわや正面衝突)

 2015年5月22日午後0時20分ごろ、佐賀県のJR長崎線肥前竜王駅で、特急同士が、あわや正面衝突かという事態が発生しました。下りの特急かもめ19号が本線から待避線に進入し、待避線に停車していた上りの特急かもめ20号の93m手前で手動の非常停止ブレーキをかけて緊急停止したものです。
 政府の運輸安全委員会は22日、事故につながる恐れのあった重大インシデントと判断、鉄道事故調査官2人を現地に派遣しました。
 運輸安全委員会のホームページに掲載された本件の概要は次のとおりです。
今後、1...事故の認知と調査官の派遣 2...事実調査、試験研究及び総合的な解析 3...委員会(部会)審議 4...報告書の提出・公表 の流れで真実の追究がなされます。
   
当該下り列車が当該駅の2番線に進入しようとした際に、運転士が異音を感知したため、非常ブレーキをかけ場内
   信号機付近に停止した。その後、運転を再開し、速度約35km/hとなったときに、上り列車の停止している1番線
   に進入したため、非常ブレーキをかけ停止している列車の手前約93mに停止した。

 なお、現状の調査状況は「調査中」、事故等の種類は「信号冒進等」となっています。

図1.特急あわや正面衝突
(出典:2015年5月23日徳島新聞(31)社会、
     なお、吹き出し3か所は当事務所にて加筆)


 当日は、運行が遅れたため、擦れ違う駅が本来の肥前鹿島駅から、肥前竜王駅に変わり、先に上りの特急かもめ20号が待避線に入っていたようです。定常ではない非定常作業の時、事故は発生する傾向があります。今後の真相解明が待たれます。

 当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。   (2015.7.4)
                                           安全情報メモ一覧へ戻る

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