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阿部技術士・労働安全コンサルタント事務所は、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。

TEL. 088-694-3482

〒771-1330 徳島県板野郡上板町西分字橋北16番地2

技術士事務所Professional Engineer Office Concept

事務所方針

 ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。

 近年、原子力、医療、食品など様々な分野において発生した事故が大きな社会問題になっています。これらの中には単純な人のエラーが引き金になった事故だけでなく明らかにモラルの欠如と思われる人の行動による犯罪若しくは犯罪まがいのものも含まれており、これらの「恥知らずの面々」の行動には愕然とさせられます。
 (社)日本品質管理学会では2000年2月に「複合技術領域における人間行動研究会」を設立し、ヒューマンエラーや作業標準の不遵守に起因する事故の未然防止のための従来の手法を整理すると共に必要に応じて新しい手法の開発を行なっています。
 2002年8月29日(木)には「品質危機」−人間行動に起因する事故の未然防止のための方法論の体系化を目指して−のテーマで(社)日本品質管理学会の第88回シンポジウムが中央大学理工学部で開催されました。
 当シンポジウムでは過去2 年間にわたる研究会の活動成果について報告し、これを基にして各々の組織、企業における人間行動に起因するトラブルの未然防止をどのように進めていくべきか提言、議論がなされました。 そして、まとめられた最終報告書「人間行動に起因する事故・トラブルの未然防止のための方法論の体系化」は専門家のレベルアップと同時に社会全体で品質管理の意識向上に取り組み、実践を通じて産業界へ貢献しようとするものでありました。
 さて、10年の時を経て、ものづくりの現場はどのように変貌したでしょうか。 品質管理学会のみならず、関連の学協会の前向きの努力によってもトラブルの未然防止は実現できていないと言わざるを得ません。技術的に未知なものであれば止むを得ない面もありますが、不注意や、ポカミスのようなものが依然としてあるのは何故でしょうか。また、明らかなコンプライアンス違反に属するものもあるのは何故なのでしょうか。
 当事務所では、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。
 また、製造ラインの信頼性を高め、維持するため、製造ラインにおいて発生した失敗事例を基に「失敗に学びつつ失敗を活かす方法」の開発を目指しています。

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所長メッセージ

 いろいろなトラブル、事故が発生しています。そのほとんどが人間行動に起因するものと考えられます。原因が究明され、再発防止対策が講じられているものがある反面、新たな原因による新たなトラブルが跡を絶たないのが現実ではないでしょうか。これらについては対策が不完全であったと反省し、新たに対応すればよいと思います。対策が的確になればトラブルは時間と共に減少するでしょう。
 しかし、この世の中には新しいものが次から次へと生み出されています。そこには新たなトラブルが潜んでいる可能性があります。これらを想定し、未然防止のための行動をとらなければなりません。このときに何を手段に対応するのでしょうか。品質管理や信頼性工学の手法をよりどころにするほか方法はないと考えます。 FMEA,FMAなどはよく使われる手法です。
 自然災害が発生したとき人工物が自然のエネルギーに耐え切れず大きな災害となることがあります。2011年 3月11日に発生した東日本大震災による災害もそれです。英知を結集して設計製作していたはずの原子力発電所が一瞬にして破壊されてしまいました。想定外の規模であったということだけで片付けられるでしょうか。
 ところで、事故・品質トラブルの未然防止や品質の向上は「人質(介在する人間の質)」の向上無くして実現できないと考えます。「人質」は究極的にはその人の倫理観や道徳観であり、各人の自覚に待つほかないのですが、「人質」の向上には安心して生きていける環境が必要になると考えます。安心のためにはリスクを可能な限りゼロに近付けた安全の確保が不可欠と考えます。
 当事務所では、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。

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技術士

公益社団法人日本技術士会は技術士制度の普及、啓発を図ることを目的とし、技術士法により明示されたわが国で唯一の技術士による社団法人として設立され、2011年に創立60周年を迎えました。2007年1月には技術士の行動原則を示した「技術士プロフェッション宣言」を制定し、社会に向けて発信しました。(公益社団法人日本技術士会)

《技術士プロフェッション宣言》
われわれ技術士は、国家資格を有するプロフェッションにふさわしい者として、一人ひとりがここに定めた行動原則を守るとともに、公益社団法人日本技術士会に所属し、互いに協力して資質の保持・向上を図り、自律的な規範に従う。
これにより、社会からの信頼を高め、産業の健全な発展ならびに人々の幸せな生活の実現のために、貢献することを宣言する。
【技術士の行動原則】
1.高度な専門技術者にふさわしい知識と能力を持ち、技術進歩に応じてたえずこれを向上させ、自らの技術に対して責任を持つ。
2.顧客の業務内容、品質などに関する要求内容について、課せられた守秘義務を順守しつつ、業務に誠実に取り組み、顧客に対して責任を持つ。
3.業務履行にあたりそれが社会や環境に与える影響を十分に考慮し、これに適切に対処し、人々の安全、福祉などの公益をそこなうことのないよう、社会に対して責任を持つ。

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技術士事務所・受注可能業務

36年間在職した医薬品製造会社では技術、資材、研究開発、製造の各部門において、多くの経験をしました。その過程で身につけた知識や経験は、分野を問わず、お役に立てるものと信じています。

機械の包括的な安全基準に関する指針に記載の「機械を労働者に使用させる事業者並びに使用する労働者の皆様」
T)労働安全及び品質の作り込みに関するサポート並びに教育訓練
@労働安全に関するサポート
  ●安全点検を行い、安全点検の意義と種類について理解を深める。
  ●職場巡視を行い、職場に潜在する危険を摘出し、効果的な改善を行い、事故・災害の未然防止を図る。
  ●安全診断を行い、改善方法などについて指導する。
  ●安全教育を行い、危険有害要因を的確に把握し、労働災害発生の未然防止を図る。
A品質の作り込みに関するサポート
  ●5ゲン主義(現物、現場、現実、原理、原則)の徹底、
   並びに
  ●パレート分析の実施により
   以下の項目の実現を図る。
   ・ヒヤリハット削減
   ・稼働率の向上
   ・不良率の削減

B@及びAを実行するための教育訓練
  ●労働安全に関する教育
   「安全の指標」を用いた労働安全に関する最新情報の提供並びに教育
   日本労働安全コンサルタント会等のテキストを用いたリスクアセスメント担当者の養成教育(講義と演習)
  ●機械工学に関する基礎教育
   日本機械学会のJSMEテキストシリーズ(機械材料学、材料力学など)を用いた基礎教育ほか
  ●品質管理に関する基礎教育
   品質管理学会のJSQC選書を用いた品質管理に関する基礎教育ほか
  ●資格取得に関する支援教育
   技術士(機械部門)、労働安全コンサルタント(機械)、玉掛け作業者教育(学科)、
   小型移動式クレーン(学科)、床上操作式クレーン(学科)ほか

U)講演
  ●人間行動に起因する事故・トラブルの未然防止
   基礎と応用実践など
  ●不活性ガスを用いた検査装置開発の歩み
   セレンディピティーとブレイクスルー


機械の包括的な安全基準に関する指針に記載の「機械その他の設備を設計し、製造し、若しくは輸入する皆様」
T)顧客との仕様打合わせ並びに構想設計の段階における品質と安全の作り込みに関するサービス
@技術アドバイス
  必要に応じて、社内の営業・技術部門等の打ち合わせに同席し、アドバイスします。
A技術サポート
  必要に応じて、顧客との打ち合わせに同行し、営業技術をサポートします。
B技術コーディネート
  必要に応じて、各種専門家若しくは産学官との連携をコーディネートします。

U)講演
  ●人間行動に起因する事故・トラブルの未然防止
   基礎と応用実践など

  ●不活性ガスを用いた検査装置開発の歩み
   セレンディピティーとブレイクスルー