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阿部技術士・労働安全コンサルタント事務所は、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。

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トピックス詳細1Topics detail

1)孫子の兵法に学ぶ

 同じトラブルが何故、発生するのか。再発防止は可能なのか。そのような視点で製造ラインを考察するとき信頼性工学の手法は有用です。ここで、「信頼性」とはJIS Z 8115において「アイテム(注;系、機器、部品など)が与えられた条件で規定の期間中、要求された機能を果たす性質」と定義されています。
 さて、トラブルについては「もぐら叩き」(事後保全)的に対処するだけでなく「どこからもぐらが出そうであるか、出そうな処を叩く」(予防保全)ことが必要になります。 即ち、戦術から戦略への転換です。そのための道具として信頼性工学の手法であるFTA(Failure Tree Analysis;故障の木解析)や品質管理の手法であるパレート分析、特性要因図(魚の骨)等が役立ちます。FTAにより、製造ラインにおけるトラブル発生の要因としてオペレータのウェイトが高いことが明らかになりました。
 中国、呉の時代、孫武(孫子)が説いた兵法書(1巻、13篇)に次の件があります。
「---故に曰く、彼を知りて己を知れば百戦して殆うからず、彼を知らずして己を知れば一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば戦う毎に必ず殆うし。(出典:「孫子」謀攻篇五(金谷治訳注))」
 ここで「彼」を「機械装置或いはトラブルの予兆など」、「己」を「オペレータの機械装置習熟度或いはトラブル対処の技能」と読み替えると次のようになります。
   「彼」を知り、「己」を知っているオペレータは的を得たトラブル対処ができます。
   「彼」を知らなくても「己」を知っているオペレータは巧くいったり、いかなかったりですが、まあ、勝率5割は
    確保できます。
    しかし、「彼」も知らず、「己」も知らないオペレータは必ず失敗します。
 ものづくりの現場では「ものづくりと共に「彼」を知り、「己」を知ることができる教育システムづくり」も必要になります。
 また、製造ラインを安定化させるためは各工程における情報を共有化しなければなりません。 情報を共有化するためには情報を知識化してコンパクトでインパクトのある情報にする必要がありますが、孫子は情報の重要性にも触れています。

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