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阿部技術士・労働安全コンサルタント事務所は、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。

TEL. 088-694-3482

〒771-1330 徳島県板野郡上板町西分字橋北16番地2

よろず見聞録25Experience & knowledge

25-2)引田ひなまつり/引田と上板・和三盆糖の繋がり(東かがわ市)

 徳島では「勝浦ひなまつり(31回目)」が有名ですが、香川県東かがわ市には「引田ひなまつり」があります。 2019年2月27日、第17回引田ひな祭りを見てきました。
 図1は当日入手したパンフレットの一部を引用したものです。
 「ひな祭り」の起源は歴史的には判然とせず、その起源については諸説あるようですが、(一社)日本人形協会のホームページには次のように記載されています。
     
人形(ひとがた)、あるいは形代(かたしろ)と呼ぶ草木あるいは紙やわらで作った素朴な人形に、自分の
    災厄を移して海や川に流した祓いの行事と、平安時代に始まるお人形遊び(ひいな遊び)とが、長い間に結び
    ついたのが、現在の「ひな祭り」です。

  図2に示すとおり、引田は上板の北方に位置しており、地理的に類似性が多く、古くから交流があったのではと思われます。
 特に、和三盆糖では、讃岐和三盆と阿波和三盆が有名で、引田町と上板町には伝統を受け継ぐ製糖所があります。江戸幕府が奨励したこともあり、多くの藩で砂糖の製造を手掛けましたが、目指す品質の砂糖の獲得には多大な苦労や困難があったようです。引田と上板は、18世紀後半から19世紀にかけて、それぞれ、良質の砂糖の製造に成功しました。
 讃岐和三盆糖の歴史には、池田玄丈とその弟子、向山周慶、四国遍路途中倒れ、周慶に救われた薩摩の岡良助の名が残っています。向山周慶と岡良助は「サトガミサマ」として「向良神社」に祀られています。「向良」とは、二人の名から一字ずつとり、命名されたものです。
 阿波和三盆糖の歴史には、命がけでサトウキビの苗と製糖技術を持ち帰った「丸山徳弥」の名が残っていますが、交流があったと思われる讃岐から伝来した可能性も否定できないとの説もあるようです。
図1.(上段)
引田ひなまつり
(2019年2月27日入手したパンフレットより一部加工して引用)

図2.(下段)
引田と上板の位置関係
(google map 引用)


 当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。(2019.2.27)
                                           

25-1)元祖・勝浦ビッグひなまつり(徳島)

 毎年2月から3月にかけて開催される徳島県勝浦郡勝浦町のビッグひな祭りは昭和63年4月に始まり、今年で29回目になります。
 その後、同じようなひな祭りが全国各地で開催されるようになりました。今年は、2月19日から4月2日までの開催でした。会場中央にそびえたつピラミッド型ひな壇は高さが8mあります。会場全体に展示されている雛人形は約3万体、元祖を名乗る日本一のビッグひな祭りです。 最終日(4月2日)に、見に行ってきました。

写真1.
 勝浦ビッグひなまつり
(2017年4月2日撮影)


 当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。(2017.4.2)
                                           

25)東北三大夏まつり/秋田竿燈・青森ねぶた・仙台七夕

 2016年8月5〜7日、東北三大夏まつりを巡るツアーに参加しました。
図1.
2016
東北三大夏まつり
(秋田竿燈・青森ねぶた
 ・仙台七夕)

◎8月5日(金)
  ●徳島07:15(ANA280)羽田08:30/09:55(ANA403)秋田11:00/11:20
  ●花葉館(稲庭うどん)
●角館武家屋敷(石黒家)(写真1)
 みちのくの小京都。小京都と呼ばれる地域が集まる団体として「全国京都会議」が存在する。室町時代以降、各地で行われた京都を真似た町づくりが小京都の起源で、 全国京都会議は1985年に結成され、現在、京都市を含む47都市が加盟している。加盟基準は次のとおり。
 京都に似た自然と景観
 京都との歴史的なつながり
 伝統的な産業と芸能があること
以上3つの要件の1つ以上に合致しておれば常任幹事会で加盟を承認される。

写真1.みちのく小京都角館・石黒家

(2016.8.5撮影)
●秋田/竿燈祭り(写真2)
 国指定重要無形民俗文化財。竿燈の起源は旧暦7月の盆行事「眠り流し」とされている。ロウソクの普及により高張提灯をかざすようになり、豊作祈願として米俵や稲穂をかたどった提灯が現れた。これが現在の竿燈の原型である。今では、竿燈は大若、中若、小若、幼若の4種類に分かれ、一番大きな大若は、長さ12m、重さ50kg、提灯の高さ64cm、提灯の数46個である。今年、祭り期間(8月3日〜6日)、秋田の夏夜を黄金色に彩る竿燈総数は約280本、竿燈提灯総数は約1万個である。会場の竿燈大通りの観覧席上空には架空電線は無く、転倒防止のワイヤーが張られている。交通規制開始と同時に観覧席の設営が始まるが、極めて短時間に完了、後は竿燈の入場を待つのみ。この手際の良さは見習うべき。

写真2.秋田・竿燈祭り

(2016.8.5撮影)
  ●男鹿温泉/男鹿観光ホテル
◎8月6日(土)
  ●八郎潟(大潟町)
  ●寒風山/白神山地
  ●道の駅二ツ井/小坂鉱山(2002年まで存続、以後、都市鉱山が注目され始め、リサイクル施設を整備、稼動中)
  ●レストラン休屋
●十和田湖遊覧船(写真3)
 十和田湖は、青森県と秋田県にまたがる二重式カルデラ湖で、湖面の海抜400m、周囲は約46km、最深部326.8mである。遊覧コースはA(休屋・子ノ口航路)とB(休屋発着のおぐら中山半島巡り航路)がある。今回はB航路を利用した。

写真3.十和田湖

(2016.8.6撮影)

●奥入瀬渓流(銚子大滝〜白糸の滝)(写真4)
 奥入瀬渓流散策マップでは焼山から子ノ口までが紹介されている。全行程約14km、約4時間であるが、今回は銚子大滝から白糸の滝まで、約1.1kmを約50分かけて散策した。

写真4.奥入瀬渓流

(2016.8.6撮影)
●八甲田山系(写真5)
 山岳遭難事故(八甲田雪中行軍遭難事件)を題材として新田次郎が執筆した山岳小説「八甲田山死の彷徨」が1971年に刊行されている。

写真5.八甲田山系周辺ガイド

(2016.8.6撮影)
●青森/ねぶた祭り(写真6)
 国指定重要無形民俗文化財。起源は定かでないが、七夕祭りの灯籠流しの変形といわれている。ねぶたは8月2日から7日まで開催されていたが、8月6日は今年製作された大型ねぶた22台すべてが出陣するという絶好のタイミングであった。ねぶたは概ね幅9m、奥行き7m、高さ5m、製作日数は約2か月、製作費は約500万円。
 祭りのもう一つの主役が跳人(ハネト)。観光客はねぶたを間近で見ようと大声で呼び込みをし、観光客はエネルギッシュにねぶたの周りを飛び跳ねる跳人の輪に引き込まれ、大きな一体感に包まれる。写真6は目前に迫った青森県庁ねぶた実行委員会製作のねぶた「大物之浦」を捉えた渾身の1枚である。

写真6.ねぶた祭り

(2016.8.6撮影)
  ●東北自動車道(中央IC〜安代IC)
●安比高原/ホテル安比グランド(写真7)

写真7.安比高原

(2016.8.7撮影)
◎8月7日(日)
  ●東北自動車道(松尾八幡平IC〜仙台宮城IC)
  ●一福(牛タン)
●仙台/七夕まつり(写真8)
 伊達政宗公の時代より受け継ぐ伝統行事。今年は8月6日〜8日に開催された。一番町通り約900mと中央通り約800mの七夕飾りが有名。毎年、期間中は200万人以上の人出で賑わう。

写真8.七夕祭り

(2016.8.7撮影)
  ●JR東北新幹線(仙台〜東京)
  ●東京モノレール(浜松町〜羽田)
  ●羽田19:05(ANA287)徳島20:20

 当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。(2016.10.2)
                                           

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