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阿部技術士・労働安全コンサルタント事務所は、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。

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〒771-1330 徳島県板野郡上板町西分字橋北16番地2

よろず見聞録27Experience & knowledge

27-1)立山黒部アルペンルート

 黒部ダムは、富山県東部の黒部川上流に、関西電力が発電に利用する水を確保することを目的として建設したアーチ式コンクリートダム(堤高:186m)です。
 黒部ダムのパンフレットには世紀の大工事、“くろよん”建設ヒストリーが 次のように紹介されています。
 戦後日本の急速な経済成長により生じた関西の電力不足という問題を解消するために行われたのが“くろよん”建設でした。世紀の大事業と言われたその工事は7年もの月日を費やし、成し遂げられました。
 その間、延べ1000万人もの人々と171名の尊い犠牲により黒部ダムは完成しました。
 1956年8月、資材輸送路「大町ルート」着工。
 1957年5月、大破砕帯との遭遇「長さ80mの掘削に7か月を要した」
 1958年2月、関電トンネル開通。
 1960年10月、湛水開始。1961年、1号・2号発電機運転開始。1962年、3号発電機運転開始。
 1963年6月、くろよん“建設竣工。

 1934年に指定された中部山岳国立公園は、長野県、岐阜県、富山県、新潟県にまたがる飛騨山脈(北アルプス)を中心としており、上高地、乗鞍高原などの高原や穂高岳や立山などの3,000メートル級の山々があります。
 立山黒部アルペンルートは、富山県立山町の立山駅と、長野県大町市の扇沢駅とを結ぶ交通路ですが、1971年6月1日に全線開通すると、多くの観光客や登山者が訪れるようになり、今では、山岳観光ルートと言える賑わいです。
 立山駅から扇沢駅までは、直線距離は約25 kmですが、最大高低差は 1,975mあります。本ルートは天候に左右されるのですが、毎年4月半ばから11月半ばまで、通行できます。雪の大谷は室堂から麓の方へ歩いたところにあり、今年は4月15日から6月22日まで、1車線約500mが歩行者に開放されます。
 今年は20m近い雪の壁が見られるとの情報を得て、期待していたのですが、悪天候のため、危険と判断され、室堂から立山へ抜けることができませんでした。ホテルを出発した時は雨も上がり、虹もくっきりと出ていたのですが、山の天候には恵まれず、吹雪を体感することになりました。 結局、扇沢駅まで戻り、安曇野スイス村経由、帰路につきました。雪の大谷ウォークは次の機会に持ち越しです。
写真1.扇沢、黒部ダム、大観峰、安曇野スイス村(2017年4月19日撮影)
写真2.
雪の大谷「幻の通行証」


 当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。(2017.4.19)
                                           

27)奈良井宿(木曽路・塩尻市)(安曇野穂高ビューホテル泊)

 自宅から約480km(高速道路経由)、奈良井宿は塩尻市(旧楢川村)の奈良井川上流にあり、図1に示すとおり、中山道木曽路十一宿の江戸側から2番目で、11宿の中では標高が最も高い(標高900m超)ところにあります。
 奈良井宿は鳥居峠(標高1197m)の登り口にある鎮神社を起点に奈良井川沿いに約1kmにわたって家並みが続く日本最長の宿場です。江戸時代から曲げ物、漆器などの木工業が盛んで、その繁栄のさまは「奈良井千軒」とも呼ばれるほどでした。
 現在は重要伝統的建造物群保存地区に指定され、350戸、約650人が住んでいます。
 奈良井宿は天保8年(1837年)の火災で焼失し、その後、復興したもので、最古の建物で、築180年です。その年、大坂では大坂東町奉行所与力で陽明学者でもある大塩平八郎の乱(天保の大飢饉にあえぐ民衆の救援を目指すと同時に奉行所の不正、役人の汚職などを訴えたもの)が起きています。
 
 メモ)中山道:江戸の日本橋から板橋宿、高崎宿、軽井沢宿、下諏訪宿、木曽路、関ヶ原を経て京都の三条大橋まで六十九次(約530km)。山道が多く寒さも厳しく、降雪時には通行が困難な内陸の地域を通る。宿場間の距離が東海道より約2km短い。 東海道:江戸の日本橋から小田原、駿府、浜松、宮、桑名、草津を経て、京都の三条大橋までの五十三次(約490km)。川越人足による渡ししかない大井川、安倍川や、険しい箱根峠など交通難所が多い。宿場間の距離が中山道より約2km長い。
 
 2017年4月18日は、奈良井宿から北へ車で約1時間、北アルプス常念岳の麓、安曇野穂高ビューホテルに宿泊しました。
図1.
奈良井宿・
安曇野穂高ビューホテル
(出所:木曽観光連盟
ホームページ及び中日本エクシス(株) サービスエリアガイドより引用し合成 )

写真1.
長野県塩尻市奈良井
(2017.4.18撮影)
写真2.
長野県塩尻市奈良井
(2017.4.18撮影)


 当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。(2017.4.18)
                                           

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