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阿部技術士・労働安全コンサルタント事務所は、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。

TEL. 088-694-3482

〒771-1330 徳島県板野郡上板町西分字橋北16番地2

よろず見聞録38Experience & knowledge

38-5)弟子屈町・900草原/摩周湖

 写真12019年9月24日に訪れた弟子屈町の900草原です。900草原は小高い丘の上にあり、総面積1440haの広大な町営牧場です。展望台からは、弟子屈町の田園風景が見渡せ、天気がよければ、釧路湿原や、雌阿寒岳、雄阿寒岳などを一望できることもあるとのことでした。720度の大パノラマを謳うだけあって個人的には330度の開陽台より広がりを感じました。
 
写真2は今回の旅の締め括りの地、摩周湖です。台風17号(後に、温帯低気圧に変化)も東方に去り、摩周ブルーを見ることができました。摩周湖は阿寒湖同様カルデラ湖で、ほぼ中央部には、カムイシュ島(中島)と呼ばれる小島があります。デイサイト質の溶岩ドームの頂上部分が湖面上に現れたものです。摩周湖の規模は、面積19.22平方km、全周19.2km、最大水深211.5mであり、世界有数の透明度を誇ります。シマリスが足元まで近づき、別れを惜しんでくれているようでした。
写真1.弟子屈町 900草原(2019年9月24日撮影)
写真2.上段:摩周湖 下段:シマリス(2019年9月24日撮影)

 当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。(2019.9.24)
                                          

38-4)阿寒湖/マリモ/ボッケの森

 写真1の右側は2019年9月24日、6時出航の早朝遊覧船から撮影したものです。曇り空の、早朝であったため、全体に暗い印象ですが、晴天であれば写真1の左側のように撮影されます。
 阿寒湖は,約15万年前の噴火によって誕生したカルデラ湖です。阿寒湖の規模は、面積13.25平方km,全周30km、最大水深45.0mです。特別天然記念物の『阿寒湖のマリモ』のほか、アメマス・ニジマス・イトウ・コイなど多くの水生生物が生息しています。丸い緑色をしたマリモは、淡水性の緑藻の一種で、球状集合体を作ることで知られています。
写真2は阿寒湖遊覧の途中、立ち寄るチュールイ島にあるマリモ展示観察センターで撮影したものです。
 雌阿寒岳雄阿寒岳は阿寒湖を見守るようにそびえています。気象庁のホームページには次のように紹介されて
います。
   
阿寒カルデラの南西壁上に生じた雌阿寒岳,ポンマチネシリや阿寒富士など8つの小さな火山から構成される
  成層火山群で、玄武岩・安山岩・デイサイト(SiO2量は50.2〜65.5 wt.%)の多種類のマグマが噴出した。火山群
  中央部には約13000年前の火砕流噴出で形成された中マチネシリ火口(直径1.1km)がある。ポンマチネシリや西山
  ・北山・阿寒富士の火山体が形成された後に、約1000年前にポンマチネシリ山頂部で中規模のスコリア噴火があ
  った。その後は主に水蒸気爆発が頻発し、ポンマチネシリ山頂部にポンマチネシリ火口(旧火口と赤沼火口)が形成
  され、近年も数年おきに小規模な噴火が発生している。(標高1499m)
   雄阿寒岳は,北海道釧路市の北部に位置する火山で、雌阿寒岳、フップシ岳、フレベツ岳と共に阿寒カルデラの
  後カルデラ火山のひとつである。雄阿寒岳の噴火活動は前期と後期に二分される。前期の始まりの年代は不明で
  あるが、1.3万年前より古い。8000年以上の休止期を経て、約5000年前に後期の活動が始まり、安山岩質溶岩が
  多数噴出した。約1000年前までには山頂部での噴火活動は終了した。雄阿寒岳では溶岩噴出が主体で、約5000年
  前に火砕丘を形成する規模の噴火はあったが、広範囲にテフラを堆積させる規模の大きな爆発的噴火は認められ
  ない。構成岩石のSiO2量は53.9〜63.8 wt.% である。(標高1370m)
 
 ボッケとはアイヌ語で「煮え立つ場所」という意味で、「泥火山」のことを指しています。火山ガスと共に泥が噴出する現象です。吹き出している泥は約97℃もあります
写真3。また、この辺りは、熱水や火山ガスだけを噴出している場所もあり、この地熱のため雪がほとんど積もらないとのことです。

写真1.
上段左:阿寒湖遊覧船
(HPより引用,晴天時)
上段右:遊覧船より撮影
下段:遊覧船コース及び
阿寒湖周辺マップ
(受領資料及び周辺風景の合成)
(2019年9月24日撮影)


写真2.
・阿寒湖のマリモ生育地
・マリモ
・マリモ(目盛付水槽)・マリモ(生息状況等)
(2019年9月24日撮影)

写真3.
上段:
 ボッケの森から見た
 阿寒湖
下段:
 ボッケ(煮立つの意)
 --火山ガスと共に泥が
  噴出している。
(2019年9月24日撮影)


 当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。(2019.9.24)
                                          

38-3)釧路湿原ノロッコ号/阿寒湖アイヌシアター(イコロ)(ニュー阿寒ホテル泊)

 2019年9月23日、午後、あいにくの雨になりましたが、くしろ湿原ノロッコ号に乗車しました。ノロッコ号は、釧網本線の釧路駅と塘路駅を片道約1時間かけて結ぶ観光列車です写真1。普段見ることのできない釧路湿原釧路川などの自然が車窓いっぱいに広がります。4月下旬から10月の期間限定運行の観光列車でありながら、今年9月1日には、運行開始30年で、乗客数が200万人を突破したとのことです写真2
 阿寒湖アイヌコタンは、マリモの生息で有名な阿寒湖畔の温泉街にあります
写真3。コタン(集落)にある阿寒湖アイヌシアター(イコロ)では、イオマンテの火まつりやアイヌ古式舞踊など上演されています。
 9月23日は午後8時15分から上演されたイオマンテの火まつりを観覧、ムックリ(口琴)やトンコリ(竪琴)などの演奏も聴くことができました。


写真1.左上:ノロッコ号車内より撮影、左下:ノロッコ号車内
    右上:ノロッコ号乗車駅(塘路駅)、右下:ノロッコ号下車駅(釧路駅)(2019年9月23日撮影)


写真2
ノロッコ号乗車証明書
(2019年9月23日受領)


写真3.阿寒湖アイヌコタン、アイヌシアター(出所:2019年9月23日受領チケット及びHP写真の合成)

 
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38-2)知床半島クルーズ/知床五湖/オシンコシンの滝

 2019年9月22日、台風17号の影響で、やや波が高かったのですが、知床遊覧船08:15発は出港しました。次便以降は欠航が決まっているとのことでした。写真1はクルーズマップです。カムイワッカの滝まで、折り返しの約1時間のコースでした。途中、鮭を探すヒグマを見ることができました。
 北海道森林管理局のホームページには知床半島が次のように紹介されています。
   
知床半島は北海道の東北端から北北東に突き出た半島で、北緯43度50分〜44度20分、東経144度45分〜145度  20分に位置しています。 長さ約65km、幅は基部で約25km、面積は約10万haです。 北側(ウトロ側)はオホー  ツク海に面し、南側(羅臼側)は根室海峡をはさんで国後島に相対しています。 知床半島はアイヌ語で「地の涯  て」を意味する「シリエトク」と呼ばれ、現在では広く「地の涯て・知床」として知られています。
 知床五湖は斜里町にあります
写真2。今では、知床半島の名所ですが、元は無名の沼でした。1970年代後半から1990年代にかけて、地元の営林署の職員などが歩道の整備を行った結果、脚光を浴びることとなり、国内外から多くの観光客が訪れるようになりました。一湖を見渡すことができる高架木道と展望台、及び五湖を巡る遊歩道 の2つの散策ルートが整備されていますが、今回は高架木道を歩きました。
 オシンコシンの滝は、幅約30m、落差約80mで、斜里町を走る国道334号線沿いにあります。「オシンコシン」はアイヌ語で「エゾマツが群生するところ」という意味の「オ・シュンク・ウシ」から転じたとされています。
 今回は、車窓観光だったので、
写真3は斜里町観光のフリーフォトを引用しています。
 

写真1.
知床半島クルーズ
上段:クルーズマップ
中段:全景
下段左:カムイワッカ
    の滝
下段右:鮭を探すヒグマ
(2019年9月23日撮影、クルーズマップは乗船時受領したもの)


写真2.
・知床国立公園
 知床五湖
 一湖・高架木道
・案内板及び
 周辺風景を合成
(2019年9月23日撮影)





写真3.
オシンコシンの滝
(出所:斜里町観光協会
ホームページ掲載の
フリー画像、トンネル
出口の右手方向、車窓観光のみ)



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38-1)開陽台/知床峠(ウトロ温泉 ホテル知床泊)

 開陽台は標高271mの小高い丘にあります。開陽台は、近くにある武佐岳(標高1005m)が少し視界を妨げるほかには遮るものがないため、「330度の視界」で地平線を見ることができます。晴れた日には野付半島や国後島まで望めるとのことですが、写真1のとおり、今日は国後島をかすかに確認することができました。
 国後島北方領土の一つです。内閣府のホームページには次のように紹介されています。
 
北方領土は、北海道本島の北東洋上に連なる島々です。歯舞群島は、北海道根室半島の延長線上3.7kmの沖合から北東方に点在する小島、すなわち貝殻(かいがら)島、水晶(すいしょう)島、秋勇留(あきゆり)島、勇留(ゆり)島、志発(しぼつ)島、多楽(たらく)島などからなっており、色丹島は、歯舞群島の北東方22kmに位置しています。国後島は、根室半島と知床(しれとこ)半島に抱かれるような形で、沖合16kmの地点から北東に位置する全長122kmの島であり、また、択捉島は、国後島の北東方22.5kmに位置する全長204kmの島です。
 知床峠羅臼町斜里町ウトロを結ぶ知床横断道路にある標高738mの峠です。羅臼岳は雲に覆われていましたが、国後島は確認できました。

写真1.
上段:知床峠
 (かすかに国後島)
下段:開陽台展望台
 (かすかに国後島)
(2019年9月22日撮影)


写真2.
ウトロ温泉
ホテル知床から見える
夕日
(2019年9月22日撮影)


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38)知床・釧路・阿寒・摩周

 2019年9月22〜24日、道東を効率的にまわるため、知床釧路湿原阿寒湖摩周湖を巡るツアーに参加しました。台風17号の影響が懸念される中、9月22日、7時20分徳島発で羽田に向いました。羽田では乗り継ぎのため3時間以上の待ち時間がありました。集合場所である羽田空港には広島、岡山、高知、群馬などから31名が到着しましたが、宮崎発の飛行機が欠航となったため、二人の方が不参加となりました。根室中標津空港には定刻の13時55分に着きました。
 根室中標津空港のある中標津町のホームページには町名「中標津」が、日本語の「中」とアイヌ語の「シペッ=大きな川」に当て字した「標津」を組み合わせたものである旨、記載されています。 明治時代まで北海道の地名はアイヌ語地名をカタカナで表記していましたが、その後、漢字が当て字されるようになりました。
 今回の旅のコースは図1のとおりです。

図1.
徳島
⇒羽田⇒中標津
⇒開陽台
⇒知床峠
⇒ウトロ温泉泊
⇒知床半島クルーズ
⇒知床五湖
⇒釧路湿原ノロッコ号
⇒釧路⇒阿寒湖温泉泊
(阿寒湖アイヌシアター(イコロ))
(阿寒湖早朝遊覧)
⇒ボッケの森
⇒弟子屈町900草原
⇒摩周湖
⇒中標津⇒羽田
⇒徳島
(出所:網走観光交通/北海道観光バス道路図、赤丸・青字追記)

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