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阿部技術士・労働安全コンサルタント事務所は、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。

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よろず見聞録42Experience & knowledge

42)こんぴら奥の院・箸蔵寺

 2020年11月14日、土成町にある「御所の郷」で昼食を済ませた後、三好市にある箸蔵寺を参拝してきました。箸蔵寺は828年に、弘法大師が開創されたと伝えられています。
 「こんぴら奥の院箸蔵寺」のホームページには箸蔵寺の名前の由来が次のように紹介されています。
  
(略)この地を訪ねられたお大師様は箸蔵の山頂に漂う不思議な瑞気に導かれ、ここに登られたということです。
  お大師様はここで金毘羅大権現にめぐり合われ、「済世利民」のご神託を授けられたと伝えられています。
  このご神託は、「箸を挙ぐる者、我誓ってこれを救はん」という言葉で表されています。箸を挙ぐる者、というの
  は国民の全てということです。つまり、全ての人々を救済するという誓いが、当時、全ての人々が使っていた箸と
  いうものに例えて立てられたのです。

 なお、金刀比羅宮の由緒についてはいくつかの説がありますが、明治新政府による神仏分離の前から香川県琴平町にある金刀比羅宮が象頭山金毘羅大権現と、箸蔵寺はこんぴら奥の院と称し、現在でもそのようにいわれています。神仏分離により、金刀比羅宮は神社となっていますが、箸蔵寺は神仏習合の風習を色濃く残しています。
 今回は、ロープウェイを利用して山麓駅(標高160m付近)から方丈の左に位置する山上駅までの高低差342mを4分で登りました。境内には階段が多く、山門前より本殿までは769段(金刀比羅宮は本宮まで785段)あります。
 そして、方丈より本殿までは278段あるということで各段には般若心経の文字が一文字づつ付けられています。
 また、箸蔵寺は箸蔵山県立自然公園の中に位置し、桜や紅葉等の名所として有名ですが、植物の紅葉には、葉が赤くなる「
紅葉」と葉が黄色くなる「黄葉」があります。
 広辞苑によると「「
紅葉」は細胞の液胞中のアントシアンが増し、葉緑素が分解するためにおこる。カエデ、ウルシの葉で著明」とあります。「紅葉」とは落葉の前に葉の中にあるクロロフィルが分解され、葉の中の糖分と化学反応をおこして赤色のアントシアンを生成し、葉が赤くなることをいうようです。
 一方、「「
黄葉」は葉緑素が分解し、黄色色素(カロテノイド)が残るためにおこる。イチョウ、ダケカンバなどで著明」とあります。「黄葉」とは落葉の前に葉の中にあるクロロフィルが分解され、元来、葉に存在していたカロテノイド(黄色の色素)が目立つようになり、葉が黄色く変化することをいうようです。
写真1.
上段:
本殿に通じる石段
各段に般若心経の文字
(2020年11月14日撮影)
中段:
箸蔵寺ロープウェイ
(2020年11月14日撮影)
下段:
箸蔵寺
(出所:NEXCO西日本道路地図に赤丸追記)


写真2.
上段:
境内配置図
(出所:こんぴら奥の院・箸蔵寺HPより一部引用)
中段:
箸蔵寺本殿
(2020年11月14日撮影)
下段:
箸蔵寺本殿の概要
(2020年11月14日撮影)

写真3.
箸蔵寺境内の紅葉・黄葉

(2020年11月14日撮影)

 当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。(2020.11.14)
                                          

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