5-15)50年後(2070年)の日本の将来推計人口
2023年4月26日、厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は50年後の日本の将来推計人口を公表しました。報道発表資料によると ~総人口は
50 年後に現在の7割に減少し、65 歳以上人口はおよそ4割を占める。 前回推計よりも出生率は低下するものの、平均寿命が延伸し、外国人の入国超過増により
人口減少の進行はわずかに緩和~とあります。
図1は内閣官房ホームページから引用したもので、データの出所は次のとおり。
2020年までの人口は総務省「国勢調査」、合計特殊出生率は厚生労働省「人口動態統計」、
2025年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」(出生中位)(死亡中位)推計)
なお、日本では国立社会保障・人口問題研究所が、5年ごとに、国勢調査の男女別年齢別人口を基に年齢別出生率・死亡率、婚姻・離婚率、外国人永住者の増減などを加味し、将来の総人口や男女別年齢別人口の変化を推計し、可能性が最も高い中位推計、出生率をより低く高齢化率をより高く推定した低位推計、出生率をより高く推定した高位推計の3通りが発表されています。
日本の総人口は、2020年国勢調査による1億 2,615 万人が 2070 年には 8,700 万人に減少し、総人口に占める 65 歳以上人口の割合(高齢化率)は、2020
年の 28.6%(3608万人)から 2070 年に38.7%(3367万人)へと上昇すると推計しています。
また、働き手の中核となる15~64歳の生産年齢人口は、出生率と死亡率を「中位」と仮定した標準的なケースで2020年の7509万人から2070年に4535万人となり、50年間で4割減と推計しています。
図1.50年後(2070年)の日本の将来推計人口
(出典:内閣官房ホームページ/https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_mirai/dai2/sankou.pdf
)
当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。 (2023.5.5)
5-14)世界人口80億人突破(2022年11月15日国連発表)
2022年11月15日、国連は世界の人口が推計で80億人を突破したと発表しました。先に、国連は、世界人口デーの2022年7月11日付 国連経済社会局プレスリリース・日本語訳)で世界人口は2022年11月15日に80億人に達する見込みと公表、世界人口は2080年代に約104億人でピークに達すると予測しています。ニューヨーク、7月11日
― 「世界人口デー」のきょう発表された『世界人口推計2022年版』によると、世界人口は2022年11月15日に80億人に達し、2023年にはインドが中国を抜いて世界で最も人口が多い国になると予測されています。
2022年11月16日の徳島新聞は以下のように報じています。
【ニューヨーク共同】国連は15日、世界の人口が同日推計で80億人を突破したと発表した。グテレス事務総長は
声明で「持てる者と持たざる者の大きな格差を解消しなければ、緊張と不信、危機と紛争に満ちた80億人超の世界
に身を置くことになる」と警告した。
図1.世界人口の推移予測(100万人)と
人口増加率(%)
(出典:人口統計資料集2022年版/表1-9/国立社会保障・人口問題研究所ホームページの1950~2100年データを基に当事務所でグラフ作成)
当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。 (2022.11.16)
5-13)徳島県人口23年連続減(2022年1月1日時点推計)
2022年1月22日、総務省統計局は日本の人口推計を以下のとおり公表しました。
人口推計(令和3年(2021年)8月確定値,令和4年(2022年)1月概算値) (2022年1月20日公表)
≪ポイント≫
【令和4年1月1日現在(概算値)】
<総人口> 1億2544万人で,前年同月に比べ減少 ▲63万人 (▲0.50%)
【令和3年8月1日現在(確定値)】
<総人口> 1億2563万3千人
・15歳未満人口は 1482万9千人で,総人口に占める割合は 11.6%
・15~64歳人口は 7461万5千人で,総人口に占める割合は 59.4%
・65歳以上人口は 3618万9千人で,総人口に占める割合は 28.8%
<日本人人口> 1億2289万8千人
2022年1月22日の徳島新聞は以下のように報じています。
県は21日、1月1日時点の県の推計人口(外国人を含む)を70万9786人と発表した。前年同期を8350人下回り、
1999年から23年連続の減少となった。死亡数が出生数を上回る「自然減」は28年連続、転出者が転入者を上回る
「社会減」は23年連続で、少子化と人口流出に歯止めがかかっていない。
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徳島県の人口はピークだった1956年の87万8671人から約17万人減少しています。県が2015年に策定した人口ビジョンでは2060年の県人口の目標を「60万~65万超」と設定していましたが、2020年に「55万~60万人超」と下方修正しています。転出入の均衡を図るとしていた目標も2030年度まで10年先延ばししています。
図1は我が国における総人口の長期的推移を示したものです。2011年3月時点でで2100年の総人口を3770万人(明治時代後半の水準)と推計しています。
図1.我が国における総人口の長期的推移
(出典:総務省ホームページ、原典は「国土の長期展望」中間とりまとめ概要)
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5-12)将来推計人口・希望出生率・合計特殊出生率・人口置換水準
国立社会保障・人口問題研究所は、1996年に、厚生省人口問題研究所と特殊法人社会保障研究所との統合によって誕生した厚生労働省に所属する国立の研究機関です。人口や世帯の動向を捉えるとともに、内外の社会保障政策や制度についての研究を行っており、「日本の将来人口推計」も調査研究を基に公表され、様々な分野において基礎的資料として用いられています。
ホームページに掲載されている日本の将来推計人口 (平成 29 年推計)平成 28(2016)年~平成 77(2065)年 附:長期参考推計 平成 78(2066)年~平成 127(2115)年には次のとおり記載されています。
人口推計の出発点である平成27(2015)年の日本の総人口は同年の国勢調査によれば1億2,709万人であった。
出生中位推計の結果に基づけば、この総人口は、以後長期の人口減少過程に入る。平成52(2040)年の1億1,092万人
を経て、平成65(2053)年には1億人を割って 9,924 万人となり、平成77(2065)年には 8,808万人になるものと推計
される。出生高位推計によれば、総人口は平成71(2059)年に1億人を割って 9,952 万人となり、平成77(2065)年に
9,490万人になるものと推計される。一方、出生低位推計では平成61(2049)年に1億人を割り、平成77(2065)年には
8,213 万人になるものと推計される。
前回推計結果(長期参考推計の2065 年時点)と比較すると、出生中位推計では前回の8,135 万人が今回では 8,808
万人へ672万人増加しているとともに、人口が1億人を下回る年次は前回の2048 年が2053年と5年遅くなっている。
なお、日本の将来推計人口では、将来の出生推移・死亡推移についてそれぞれ中位、高位、低位の3仮定を設け、そ
れらの組み合せにより9通りの推計を行っている。
2020年9月20日、総務省が発表した人口推計によると団塊の世代が全員70代となり、70歳以上は2791万人、65歳以上は3617万人となり、高齢化社会に拍車がかかっています。国立社会保障・人口問題研究所の推計では、第二次ベビーブーム(1971~74年)生まれが65歳以上となる2040年には、高齢者の割合が35.3%まで上昇する見込みです。少子化傾向も続いており、生産年齢人口(15~64歳)の減少に伴い、少子化対策や社会保障制度の見直しなどが課題となっています。
ーー以下、総務省、国立社会保障・人口問題研究所のホームページ閲覧、一部引用)ーーーーーーーーーーーーーーー
少子化問題については、2013年に制定された少子化社会対策基本法(平成15年7月30日法律第133号)があり、この法律に基づき「総合的かつ長期的な少子化に対処するための施策の指針」として「少子化社会対策大綱」が制定されています。この大綱は施策の進捗状況とその効果、社会情勢の変化等を踏まえ、おおむね5年後を目処に見直されています。現在の大綱は、2020年5月29日に閣議決定されたもので、2004年、2010年、2015年に続く第4次の大綱で、「新しい令和の時代にふさわしい少子化対策へ」と記されています。
大綱には、基本的な目標として 「希望出生率1.8」の実現に向け、令和の時代にふさわしい環境を整備し、国民が結婚、妊娠・出産、子育てに希望を見出せるとともに男女が互いの生き方を尊重しつつ、主体的な選択により、希望する時期に結婚でき、かつ、希望するタイミングで希望する数の子供を持てる社会をつくる」ことが掲げられ、実現に向けた基本的な考え方として、次の5項目を挙げられています(詳細は総務省ホームページ参照)。
1 結婚・子育て世代が将来にわたる展望を描ける環境をつくる
2 多様化する子育て家庭の様々なニーズに応える
3 地域の実情に応じたきめ細かな取組を進める
4 結婚、妊娠・出産、子供・子育てに温かい社会をつくる
5 科学技術の成果など新たなリソースを積極的に活用する
希望出生率とは{既婚者割合×夫婦の予定子ども数+未婚者割合×未婚結婚希望割合×理想子ども数}×離別等効果により算出され、希望出生率1.8はこの式を基に算出したものです。
参考:{34%×2.07人+66%×89%×2.12人}×0.938≒1.8
また、合計特殊出生率は「15~49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもの」で、期間とコーホート(世代)の2つの種類があり、一人の女性がその年齢別出生率で一生の間に生むとしたときの子どもの数に相当します。実際に「一人の女性が一生の間に生む子どもの数」はコーホート合計特殊出生率であるが、この値はその世代が50歳に到達するまで得られないため、それに相当するものとして期間合計特殊出生率が一般に用いられており、2018年は1.42、2019年は1.36である。 そして、合計特殊出生率が人口置換水準(人口規模が維持される水準)を下回る状況が1974年以降、続いており、1974年は合計特殊出生率2.05/人口置換水準2.11、2018年は合計特殊出生率1.42/人口置換水準2.07となっている。
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人口減少で気になるGDPについては2020年9月28日、80年後の2100年には米国や中国、インドに次いで世界で4番目の大きさになると徳島新聞【ワシントン共同】はワシントン大学の研究者らによる推計結果を報じていました。多くの国で少子高齢化が進み、労働力が縮小し、日本も人口はほぼ半減するものの経済規模では現在に近い上位を維持するとしています。
当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。 (2020.11.9)
5-11)2019年出生数 最小86.4万人(2019年12月24日推計公表)
厚生労働省は2019年12月24日に令和元年(2019)人口動態統計の年間推計を公表しました。報道発表資料には結果のポイントが次のように記載されています。図1は動態推移のグラフです。
【結果のポイント】 令和元年(2019)は以下のとおり、推計される。
出 生 数 : 86 万 4000 人
死 亡 数 : 137 万 6000 人
自然増減数 : △ 51 万 2000 人
婚 姻 件 数 : 58 万 3000 組
離 婚 件 数 : 21 万 0000 組
少子化と人口減に歯止めがかかっていない現状が改めて浮き彫りとなっています。現役世代の減少は、年金や介護、医療などの社会保障制度の維持を難しくする可能性があります。政府は「希望出生率1.8」の目標実現を2025年度末までに目指すとしています。現在、子育て支援や若者の雇用対策を進めており、2019年度内には第4次少子化対策大綱がまとまる予定ですが、予想より速いスピードで人口減少が進んでいることが明らかとなった今回の推計は大綱に盛り込む施策にも少なからず影響を与えると思われます。
<参考情報>
2019年7月11日、8月30日並びに9月26日付の徳島新聞は、日本の人口減について、以下のように報じました。
・2019年7月11日付ーーー人口減 過去最大43万人 徳島7298人減
・2019年8月30日付ーーー県人口73万人割れ、前年7639人下回る、減少ペース加速
・2019年9月26日付ーーー60年県人口目標、55万~60万人超に下方修正、転出入均衡も先延ばし
徳島県は2015年に策定した人口ビジョンで2060年の県人口の目標を「60万~65万超」と設定しています。
しかし、2019年9月25日の県議会9月定例本会議で2060年の人口目標を55万~60万人超に下方修正す考えを明らかにしました。2020年度までに転出入の均衡を図るとしていた目標も2030年度まで先延ばしするようです。
転出入や出生率をどのように仮定するかで人口推計は変動します。例えば、現状の転出入や出生率をそのままと仮定した国立社会保障・人口問題研究所による2060年の徳島県の人口推計は42万6379人となっています。転出入や出生率が改善しなければ下方修正した「60万~65万超」の目標は達成できないのです。移住や子育て支援などの施策がどのように結果に結びついたのか、具体的な検証が必要です。
図1.日本の人口動態の推移(出典:厚生労働省ホームページ・報道発表資料)
当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。(2020.1.30)
5-10)徳島県2060年人口目標下方修正(2019年9月25日)
2019年7月11日、8月30日並びに9月26日付の徳島新聞は、日本の人口減について、以下のように報じました。
・2019年7月11日付ーーー人口減 過去最大43万人 徳島7298人減
・2019年8月30日付ーーー県人口73万人割れ、前年7639人下回る、減少ペース加速
・2019年9月26日付ーーー60年県人口目標、55万~60万人超に下方修正、転出入均衡も先延ばし
徳島県は2015年に策定した人口ビジョンで2060年の県人口の目標を「60万~65万超」と設定しています。
しかし、2019年9月25日の県議会9月定例本会議で2060年の人口目標を55万~60万人超に下方修正す考えを明らかにしました。2020年度までに転出入の均衡を図るとしていた目標も2030年度まで先延ばしするようです。
転出入や出生率をどのように仮定するかで人口推計は変動します。例えば、現状の転出入や出生率をそのままと仮定した国立社会保障・人口問題研究所による2060年の徳島県の人口推計は42万6379人となっています。転出入や出生率が改善しなければ下方修正した「60万~65万超」の目標は達成できないのです。移住や子育て支援などの施策がどのように結果に結びついたのか、具体的な検証が必要です。
<参考資料>
徳島県の人口は、1956年をピークに減少し、1971年に80万人を割りました。その後、増加に転じましたが、1999年以降は再び減少傾向にあります。国立社会保障・人口問題研究所が2018年3月に発表した推計では、今後も減少傾向が続き、2045年には、約53万5千人にまで減少する見込みです。
図1.日本の総人口の推移
(出典:総務省統計局ホームページ)
図2.徳島県人口の推移
(出典:徳島新聞2019年
2月8日総合(3))
当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。 (2019.10.5)
5-9)合計特殊出生率1.42 三年連続減少(2019年6月7日公表)
2019年6月7日、厚生労働省は2018年人口動態月報年計(概数)の結果を公表しました。人口動態調査は、出生、死亡、婚姻、離婚および死産の人口動態事象を把握し、人口及び厚生労働行政施策の基礎資料を得ることを目的としています。詳細は厚生労働省ホームページの報道発表資料をご参照ください。
ここでは、特に、合計特殊出生率について述べます。
合計特殊出生率は「15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、次の二つの種類があります。
(以下のA、Bは、厚生労働省ホームページより抜粋)
A 期間合計特殊出生率
ある期間(1年間)の出生状況に着目したもので、その年における各年齢(15~49歳)の女性の出生率を合計
したもの。女性人口の年齢構成の違いを除いた「その年の合計特殊出生率」であり、年次比較、国際比較、
地域比較に用いられている。
B コーホート合計特殊出生率
ある世代の出生状況に着目したもので、同一世代生まれ(コーホート)の女性の各年齢(15~49歳)の出生
率を過去から積み上げたもの。「その世代の合計特殊出生率」である。
図1は厚生労働省が公表した出生数および合計特殊出生率の年次推移を示したものです。
平成30年は最少の出生数で合計特殊出生率は3年連続の減少です。
政府は、少子化社会対策基本法を平成15年(2003年)に施行し、毎年、内閣府のホームページに「少子化社会対策白書」を掲載しています。少子化社会対策白書は、少子化社会対策基本法(平成15年法律第133号)第9条に規定する「少子化の状況及び少子化に対処するために講じた施策の概況に関する報告書」であり、政府が毎年国会に提出しなければならないとされているものです。
令和元年(2019年)版の「少子化社会対策白書(少子化の状況及び少子化に対処するために講じた施策の概況に関する報告書)」は、全182頁あり、「第1部 少子化対策の現状」は「第1章 少子化をめぐる現状」と「第2章 少子化対策の取組」からなっています。そして、第2章の「1節 これまでの少子化対策」の61頁には、図2に引用した「第1-2-2-図ニッポン一億総活躍プラン(成長と分配の好循環メカニズムの提示)」が示されています。
平成17年の合計特殊出生率1.26は上回っていますが、このままでは、2025年度末までの合計特殊出生率1.80の達成は厳しい状況であり、子供を安心して産み育てられるような施策を講ずる必要があります。
図3は、総務省が公表した総人口の推移を報道発表資料から引用したものです。
【令和元年5月1日現在(概算値)】
<総人口> 1億2620万人で,前年同月に比べ減少 ▲27万人 (▲0.21%)
【平成30年12月1日現在(確定値)】
<総人口> 1億2643万5千人で,前年同月に比べ減少 ▲26万人 (▲0.21%)
・15歳未満人口は 1538万7千人で,前年同月に比べ減少 ▲17万7千人 (▲1.13%)
・15~64歳人口は 7543万7千人で,前年同月に比べ減少 ▲48万人 (▲0.63%)
・65歳以上人口は 3561万1千人で,前年同月に比べ増加 39万6千人 ( 1.13%)
<日本人人口> 1億2414万4千人で,前年同月に比べ減少 ▲43万2千人 (▲0.35%)。
2019年4月12日に総務省が公表した2018年10月1日時点の人口推計によると外国人を含む総人口は、前年より26万3千人少ない1億2644万3千人で、8年連続の減少でした。働き手の中心となる15~64歳の生産年齢人口は51万2千人
減り、全体に占める割合は59.7%で、比較可能な1950年以降では同年と並び最低となりました。特に、65歳以上は
3557万8千人で、28.1%、中でも、70歳以上が20.7%となり、初めて、20%を突破しました。
人手不足が喫緊の課題で、外国人労働者の受け入れを拡大する改正入管難民法が2019年4月に施行されることに
より、日本人に代わって労働力を穴埋めする流れが加速されそうです。
図1.出生数及び合計特殊出生率の年次推移
(出典:厚生労働省ホームページ)
図2.ニッポン一億総活躍プラン(成長と循環の好循環メカニズムの提示)出典:総務省ホームページ・令和元年版少子化社会対策白書)
図3.日本の総人口の推移
(出典:総務省統計局ホームページ)
当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。(2019.6.19)
5-8)徳島県人口20年連続減(2019年1月1日時点推計)
2019年1月21日、総務省統計局は日本の人口推計を以下のとおり公表しました。図1は総務省が公表した総人口の推移を引用したものです。縦軸、横軸の数値を一部拡大しています(筆者)。
人口推計(平成30年(2018年)8月確定値,平成31年(2019年)1月概算値) (2019年1月21日公表) ≪ポイント≫
【平成31年1月1日現在(概算値)】
<総人口> 1億2632万人で,前年同月に比べ減少 ▲27万人 (▲0.22%)
【平成30年8月1日現在(確定値)】
<総人口> 1億2649万6千人で,前年同月に比べ減少 ▲25万9千人 (▲0.20%)
・15歳未満人口は 1546万3千人で,前年同月に比べ減少 ▲17万8千人 (▲1.14%)
・15~64歳人口は 7552万5千人で,前年同月に比べ減少 ▲52万7千人 (▲0.69%)
・65歳以上人口は 3550万8千人で,前年同月に比べ増加 44万7千人 ( 1.27%)
<日本人人口> 1億2435万3千人で,前年同月に比べ減少 ▲41万6千人 (▲0.33%)
図2は、徳島県の人口推移を示したものです。2019年2月7日に発表された2019年1月1日時点の外国人を含む徳島県の推計人口は73万5256人です。
徳島県の人口は、1956年をピークに減少し、1971年に80万人を割りました。その後、増加に転じましたが、1999年以降は再び減少傾向にあります。国立社会保障・人口問題研究所が2018年3月に発表した推計では、今後も減少傾向が続き、2045年には、約53万5千人にまで減少する見込みです。
図1.日本の総人口の推移
(出典:総務省統計局ホームページ)
図2.徳島県人口の推移
(出典:徳島新聞2019年
2月8日総合(3))
当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。 (2019.2.19)
5-7)徳島県人口74万人割れ(2018年4月1日時点)
2018年4月27日の徳島新聞は26日に徳島県が発表した4月1日時点の推計人口を73万7939人と報じています。戦後初めて74万人を下回りました。
徳島県が2015年7月に公表した「徳島人口ビジョン」によると今後も県民人口の減少傾向は続くと予測しています。徳島県の人口は、1956年をピークに減少し、1971年に80万人を割りました。その後、増加に転じましたが、1999年以降は再び減少傾向にあります。国立社会保障・人口問題研究所が3月に発表した推計では、今後も減少傾向が続き、2045年には、約53万5千人にまで減少する見込みです。なお、「徳島人口ビジョン」では2060年の人口目標を「60~65万人」と設定しています。
図1.徳島県人口の推移
(出典:徳島新聞2015年4月29日総合(1))
国立社会保障・人口問題研究所が2018年3月30日に公表した報道発表資料「日本の地域別将来推計人口(平成30年推計)」では【推計結果のポイント】が次のように記載されています。詳細は、国立社会保障・人口問題研究所のホームページ(
http://www.ipss.go.jp)に掲載されています。
○都道府県別の将来推計人口
1 2030年以降は全都道府県で総人口が減少するが、減少する時期は前回推計(平成25年3月推計)より10年遅くなる 。
2 前回推計同様、65歳以上人口は大都市圏と沖縄県で大幅に増加。
3 0~14歳人口は低下するものの、40都道府県で前回推計(2040年時点)を上回る。
○市区町村別将来推計人口
1 2045年の総人口は、7割以上の市区町村で2015年に比べ2割以上減少。
2 2045年には、65歳以上人口が50%以上を占める市区町村が3割近くに。
3 0~14歳人口割合は大多数の市区町村で低下するが、半数以上の市区町村で前回推計(2040年時点)を上回る。
当事務所では人間行動に起因する事故・品質トラブルの未然防止をお手伝いします。また、ものづくりの現場の皆様の声を真摯に受け止め、ものづくりの現場における労働安全の構築と品質の作り込みをサポートします。 (2018.4.30)
5-6)日本の人口の推移(2065年-8808万人)(2017年3月推計)
厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所は、平成27年国勢調査の確定数が公表されたことを受けて、これを出発点とする新たな全国人口推計(日本の将来推計人口)を行い、
平成29(2017)年4月10日にその結果を公表しました。 詳細は、国立社会保障・人口問題研究所のホームページ( http://www.ipss.go.jp)に掲載されています。
ここでは、報道発表資料の一部を紹介します。
~平成24 年推計と比較すると人口減少の速度や高齢化の進行度合は緩和~
日本の将来推計人口とは、全国の将来の出生、死亡、ならびに国際人口移動について仮定を 設け、これらに基づいてわが国の将来の人口規模ならびに男女・年齢構成の推移について推計
を行ったものです(対象は外国人を含めた日本に在住する総人口)。
【推計の方法】
・国際的に標準とされる人口学的手法に基づき、人口変動要因である出生、死亡、国際人 口移動について、それぞれの要因に関する統計指標の実績値に基づき、その動向を数理
モデルにより将来に投影する形で推計。
・今回の推計では、平成27(2015)年までの実績値をもとにして、平成77(2065)年まで の人口について推計。
日本の人口の推移
・2065年-8808万人
出典:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」
(平成29年4月10日公表)
(http://www.ipss.go.jp)