「新たな万能細胞作製」2014年1月30日、各メディアは一斉に報道しています。理化学研究所発生・再生科学総合研究センターと米国ハーバード大学のチームが30日付の英科学誌ネイチャーで開発成功を発表した「万能細胞」は、体細胞を弱い酸性の溶液に入れることで刺激を与えて作られたものです。
この万能細胞はStimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency(刺激惹起性多能性獲得)の頭文字からSTAP細胞と命名されています。STAP細胞は、成熟した体の細胞を酸性溶液というストレスを与えることによって、受精卵のような状態にまで戻すことができることを示した画期的な成果といわれています。ES細胞、iPS細胞に続く第3の万能細胞となるSTAP細胞の今後の研究成果に期待が高まります。