「ホーキング、宇宙を語る<ビッグバンからブラックホールまで>(S・W・ホーキング 著、林一 訳 39版発行)の
原題は、「A BRIEF HISTORY OF TIME<From The Big Bang To Black Holes>」で、1988年(訳本は1989年初版)
に出版されています。筆者も30年前に購入しました。
宇宙の起源と運命をめぐる壮大な謎に挑戦し続けていたホーキング博士は、昨年(2018年)3月に亡くなりました。
Wikipediaによるとホーキングの代表的な業績として次の二つが挙げられています。
@一般相対性理論般相対性理論が破綻する特異点の存在を証明した特異点定理をロジャー・ペンローズと共に発表。
A一般相対性理論と量子力学を結びつけた量子重力論を提示し、この帰結として、量子効果によってブラックホール
から粒子が逃げ出すというホーキング放射の存在を予想。
宇宙創造の一瞬をつくる(CERNと究極の加速器の挑戦)(アミール・D・アクゼル著、水谷淳 訳、早川書房)、原著は「PRESENT AT THE
CREATION (The story of CERN and the Large Hadron Collider (Amir D.Aczel(2010))」です。
タイトルにあるCERNでは究極の加速器を用い、宇宙と物質の謎を解くため、ノーベル賞級の研究がなされています。ヒッグス粒子発見のための研究もここで行われています。